お六櫛

Orokugushi

わずか手のひら程度の幅に、約百本の刃が挽かれた小さな櫛。享保年間に藪原宿で作られるようになり、中山道の名物として、御嶽信仰や善光寺参りのお土産品として全国に知られていました。現在でも、藪原宿を中心に作られており、実用品の櫛として、また長野県の伝統工芸品として愛され続けています。

藪原お六櫛生産組合・

木祖村お六櫛保存会著

「木曽のお六櫛」より

お六櫛の技法は、昭和48年に県の無形文化財に設定されました。製造行程は櫛の磨き、総仕上げの段階まで含めると、全部で20行程あり、材料は主に「みねばり」という、硬く粘りがあり、製造過程で狂いが出ない木を使っています。